積雪気象観測センサーのご紹介(新庄)
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- 雨量計
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転倒ます式雨量計(左) 中に組み込まれたヒーターにより降雪を融解して降水量を計測します。
いっ水式雨量計(右)受雪部の水槽中に表面を油膜で覆った温水が入っており、降雪粒子を捉え易くし、かつ蒸発を防ぐ構造になっています。
- 積雪深計
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超音波式積雪深計(左):雪面に超音波を真下に発射して、反射波が届くまでの時間から積雪深を計測します。 光学式積雪深計(右):雪面にレーザー光を斜めに投射し、反射して戻ってくる光波と基準光波の位相差(時間差)から積雪深を計測します。
- 長波
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下向き赤外放射計:大気からやってくる赤外線を測定する。
上向き赤外放射計:雪面から放射される赤外線を測定する
- 短波
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日射計 :大気からやってくる短波を測定します。
上向き短波:雪面で反射される短波を測定します。
- 降雪観測
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雪尺:毎朝9時の積雪深を人が読みます。
雪板:前日朝9時から当日朝9時までに板の上に積もった雪を人が測定します(日降雪深と新雪の平均密度)
- 降雪カウンター
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横向きに赤外光ビームを照射し、降雪粒子によって反射されたパルス数から降雪量を計測します。
- 温・湿度センサー
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温・湿度センサー:温度と湿度を観測することができます。温度計には通風筒が付属しています。
- 風向・風速
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超音波式風向風速計(左):超音波が空気中を伝播する時間が風速により変化することを利用した風速計。三次元の風向・風速の測定が可能。
プロペラ式風向風速計(右):プロペラの回転により発生するパルス信号をカウントし、風速に換算します。また、垂直尾翼の方位を光電式エンコーダーで検出します。
- 積雪重量計
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積雪荷重を受ける不凍液を密閉した容器(メタルウェファー(1メートル×2メートル)4枚を銅管で連結し、内部の圧力を白いボックス内の圧力センサーで測定し、積雪重量に換算します。
- 融雪量測定(ライシメーター)
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入水升で融雪水を集め、その水量を測定します。
- 積雪重量
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積雪荷重を受ける容器は1メートル×2メートルのメタルウェファー4枚、その横の白いボックス内に圧力センサーが入っています。
- 融雪量測定(ライシメータ-)
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積雪底面からの流出水量を測定します。流出水を受ける容器は、1メートル×1メートルのマスが9個設置されています。9個あることで、積雪内部の水の浸透の空間的不均一性を測定することができます。