E-ディフェンスを用いた橋梁耐震実験研究 C1-2実験実施の案内
兵庫県南部地震ではRC(鉄筋コンクリート)橋脚に甚大な被害が発生しました(写真 -1)。
本実験(C1-2 実験)では、1970年代に建設されたRC橋脚(写真-2、図-1、柱部鉄 筋に段落しを有する)を対象とした震動台実験を実施し、兵庫県南部地震での破壊現象を解明することを目的としています。
本実験では、実大のRC 橋脚試験体上に2つの橋げたを載せた試験装置を震動台上に構築し、
1995年兵庫県南部地震においてJR 鷹取駅構内で記録された強震動を用いて加振を行います(写真-3)。
RC橋脚試験体の柱部は円形断面で直径1.8m、柱高さ7.5m、基礎部(底部)は縦7m×横7m高さ1.8m、全体重量は約300tです。 実験では、約900個のセンサーを試験体および実験装置に取り付けて、実験時のさまざまな挙動を計測します。
実験による破壊形態はRC 橋脚の軸方向鉄筋段落し部でのせん断破壊を予想しており ます。
実験で得られたデータは、橋梁分野の耐震研究者に提供され、橋梁の耐震設計や学術 的研究への利活用が期待されます。
実験スケジュールと留意事項
- 実験スケジュール
- 12時00分:受付開始
- 13時00分:受付締切
- 13時00分:震動台印加
- 13時30分:実験開始
- 14時30分:加振実験終了後損傷調査
- 加振実験終了後、見学場所ごとに定められた出入り口よりご退出して下さい 。
- 場所
- E−ディフェンス
〒673-0515 兵庫県三木市志染町三津田字西亀屋1501-21
独立行政法人 防災科学技術研究所 兵庫耐震工学研究センター
- 留意事項
- 一般の方のご見学はお断りしております。
- 一般への公開は、TV、新聞等により報道機関を通じて行います。
- 試験場における見学は、今回の実験での安全を管理するため、人数の制限を設けております。(先着50名様)
- 上記見学は、実験関係者と橋梁等をご専門とする研究関係者に限定しております。
見学を希望される方は、下記申込用紙に必要事項をご記入の上、
FAXで(0794-85-7994)お申し込み下さい。(締め切り9月25日)
- 人数を制限しております関係上、ご希望に添えない場合がございます。ご了解下さい。
なお、見学可能な方へは折り返しFAXで回答を差し上げます。
- 申込用紙(wordダウンロード)
(ご記入いただきました情報は見学以外には使用致しません)
- 工程の都合上、実験の予定が変更される場合があります。
- 加振5分前からライト、フラッシュ等は禁止です。
- 安全には細心の注意を払っています。現場での指示に従ってください。
なお、この指示に従わない場合に発生した怪我等の責任は負いかねますので、
ご了承下さい。
- 当施設には、食堂売店が無く、コンビニエンスストア等も近傍に有りません。
- お申し込みによるご見学者の待機室はございません。
- 実験場内は大変蒸し暑く、暑さ対策は各自で行って下さい。
また、飲み物をご持参下さい。
- 空になりました飲み物の缶や、ペットボトルはお持ち帰り下さい。
- 連絡先
独立行政法人 防災科学技術研究所 兵庫耐震工学研究センター
橋梁研究担当者宛 FAX 0794−85−7994