地震災害時における医療施設の機能保持評価のための震動台実験の案内
都市部に大地震が発生した場合、建物の倒壊を極力防ぐことは重要です。
一方、被災後の経済、医療、情報発信等社会活動の停止は、被害の拡大やその後の復興にも多大な影響を与えるため、これら都市機能を災害後も継続させることは非常に重要な課題です。
本実験では、重要施設を模擬した鉄筋コンクリート造4層の構造体(図1)を建設します。構造体内部は一般的な医療施設を想定して、手術室、診察室、検査室、病室や情報通信室等を配置し、各部屋には手術台、ベッド等医療機器やサーバー類を設置します。
なお、構造体は従来の耐震構造と、重要施設の耐震性向上で導入されている免震構造の実験が可能となっています。入力地震動としては、既往の設計用基準地震動や長周期地震動等を用い、構造体・機器類を含めた機能保持性能を明らかにする予定です。
なお、本実験は、免震構造で、長周期地震動を入力します。
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図1 試験体概略図(免震) |
図2 病院を模擬した試験 |
実験スケジュールと留意事項
- 実験スケジュール
- 13時00分:受付開始
- 14時00分:受付締切
- 14時30分:実験開始
- 14時45分:加振終了後 機器配置の確認 点検
加振実験終了後、見学場所ごとに定められた出入り口よりご退出
- 場所
E−ディフェンス
〒673-0515 兵庫県三木市志染町三津田字西亀屋1501-21
独立行政法人 防災科学技術研究所 兵庫耐震工学研究センター
- 留意事項
- 一般への公開は、TV、新聞等により報道機関を通じて行います。
- 試験場における見学は、場所が限られている為人数の制限を致します。(100名様)
見学を希望される方は、下記申込用紙に必要事項をご記入の上、
FAXで(0794-85-7994)お申し込み下さい。(締め切り12月17日15:00)
人数を制限しております関係上、ご希望に添えない場合がございます。
ご了解下さい。
なお、参加返信は12月19日(金)代表者様にFAXで回答させて頂きます。
返信が無い場合はお手数ですがご連絡お願い致します。
- 申込用紙(wordダウンロード)
(ご記入いただきました情報は見学以外には使用致しません)
- 工程の都合上、実験の予定が変更される場合があります。
- 加振5分前からライト、フラッシュ等は禁止です。
- 安全には細心の注意を払っています。現場での指示に従ってください。
なお、この指示に従わない場合に発生した怪我等の責任は負いかねますので、
ご了承下さい。
- 当施設には、食堂売店が無く、コンビニエンスストア等も近傍に有りません。
- お申し込みによるご見学者の待機室はございません。
空になりました飲み物の缶や、ペットボトルはお持ち帰り下さい。
- 連絡先
独立行政法人 防災科学技術研究所 兵庫耐震工学研究センター
企画室宛 FAX 0794−85−7994