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加震実験映像
【31】地盤・杭基礎の地震被害モニタリング技術検証のための振動台実験
(2015年10月)
 大地震発生後の地盤・基礎構造・ライフラインの健全性判断により、建物を継続使用できるのか、補修をする必要があるのか等を判定して、建物の機能維持・早期回復を実現することが重要です。しかしながら、これらは地中に埋設されており、損傷を目視することができないため、健全性を把握するのに多くの時間と費用を要します。
 そこで、平成27年10月、大成建設株式会社との共同で、地盤・基礎構造・ライフラインの健全性を即時判断するためのモニタリングシステム開発を目的としたE−ディフェンス震動台実験を実施しました。本実験では、震動台の加振レベルを徐々に大きくすることにより、建物を支える杭基礎の損傷を徐々に進展させ、その損傷状況をモニタリングしました。さらに、モニタリングシステムによる健全性の判定結果と実際の損傷状況を照らし合わせることにより、システムの妥当性を検証しました。
 一連の実験により、本システムにより、杭の健全度をモニタリングできることが確認できました。実用化に向けて、杭や建物の健全性を評価するための適切な判定値の設定は今後の課題です。
実験写真 

実験の概要は(20151020.pdf)に示すとおりです。
加震ケース

10月20日 鷹取波60%
上部構造物およびフーチング(東側) (20151020_1.mp4)
RC杭基礎(南側) (20151020_2.mp4)
全景(北側) (20151020_3.mp4)
全景(東側) (20151020_4.mp4)


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