防災基礎力尺度
防災基礎力尺度は、防災リテラシーの理論モデルに基づいた防災力を測る尺度です。ウェブアプリで簡単に自己採点できます。
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防災基礎力尺度(DRSi: Disaster ResilienceScale for Individuals)とは
防災基礎力尺度(DRSi)とは、災害を乗り越える力(災害レジリエンス)を個人レベルで総合的に評価する尺度です。
特徴は以下の通りです。
防災の知識(knowledge)やそなえ(Readiness)の水準だけでなく、具体的な行動(Action)を行えるかどうかも評価しています。
事前の備え(Preparedness)や対応(Response)だけではなく、その後の生活再建(Recovery)の能力も評価しています。
学校・地域での防災教育や防災活動プログラムの評価に活用できます。
但し、本尺度は総合的な尺度であり、単独のプログラムにおいて全ての尺度の値が改善することはもとより期待すべきではありません。そのプログラムが向上させようとする力を明確にした上で、その効果の評価に用いることが望まれます。
地域に居住する人々の防災基礎力尺度が高いことは、地域としてのレジリエンスが高いことを必ずしも意味していません。
防災基礎力尺度は、あくまで個人レベルの評価尺度です。防災基礎力尺度の高い人々の多いことはそれ自体は望ましいことですが、地域として災害を乗り越える力が備わっているかどうかは本尺度では評価できません。
(参考)全国10,000人を対象とした調査結果
平均年齢=50.92 標準偏差=16.586 最小年齢=18 最大年齢=99
2021年12月4日〜6日における全国10000人に対するWEBアンケートの調査結果
関連文献情報
Disaster Resilience Scale for individuals: A fundamental requirement for a disaster-resilient society Anna Matsukawa, Shingo Nagamatsu, Rika Ohtsuka, Haruo Hayashi
International Journal of Disaster Risk Reduction Volume 107
DOI 10.1016/j.ijdrr.2024.104405
関連動画
防災基礎力尺度の開発 松川杏寧 2022/01/11公開
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