活動報告

2022.7.24

長岡市千手地区で防災イベントを開催

長岡市千手地区の地域まちづくり推進部と協力し、地域のこどもとおとなが楽しく参加できる防災イベント「スキット千手防災を学ぶ・考える・体験する」を開催しました。

概要

名称 スキット千手 防災を学ぶ・考える・体験する
日時 2022年7月24日(日) 午前の部9:30~12:00、午後の部13:30~16:00
会場 千手コミュニティセンター(新潟県長岡市)
主催 千手コミュニティ推進委員会 地域まちづくり推進部
協力 中越防災安全推進機構・中越市民防災安全士会・長岡技術科学大学
防災科学技術研究所(李、上米良、松川、池田)

当日は、千手地区の子供(小学校1年生~5年生)と大人(保護者や地域まちづくり推進部員等)の約60名の参加がありました。午前の部と午後の部、それぞれ2グループ(計4グループ)に分かれて、各コーナーに参加して、豪雨災害に備えて楽しく「学ぶ」「考える」「体験する」ことができました。

※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、少人数でグループ構成(参加制限)、参加者の検温と体調確認、こまめな休憩・喚起の実施のもとで行いました。

防災イベントの様子
防災イベントの様子

イベント内容

「学ぶ-川のしくみを学ぶ」

川ができて変化してゆくしくみを模型を使って目で見て学びます。長さ約2m、幅約1mの実験台の上にプラスチックでできた砂を敷きつめて上流から水を流すと、流れる水のはたらきによって地形が変化してゆきます。その様子を間近で観察できます。

学ぶ-川のしくみを学ぶの様子
学ぶ-川のしくみを学ぶの様子2
学ぶ-川のしくみを学ぶの様子3
学ぶ-川のしくみを学ぶの様子4

「考える-豪雨災害時の避難を考える」

巨大ジグソー防災マップづくりを通じて、豪雨災害時の避難について考えます。洪水ハザードマップをパズルで楽しく組み合わせたあと、自分の家や学校、塾や公園などのよく行く場所と、想定浸水深に対する危険な場所、安全な場所、安全な避難経路などに目印の模型やシールを貼り、地域特徴に関する理解を深めながら、豪雨災害時に安全な避難について考えることができます。

考える-豪雨災害時の避難を考えるの様子
考える-豪雨災害時の避難を考えるの様子2
考える-豪雨災害時の避難を考えるの様子3
考える-豪雨災害時の避難を考えるの様子4

「体験する-豪雨災害時の避難行動を体験する」

パソコンで「YOU@RISK」を使って、豪雨災害時に避難行動を体験します。洪水ハザードマップを下敷きに、豪雨災害時の想定浸水深、指定避難所、危険個所などを確認したうえで、現在地から安全と思う避難先まで、徒歩、自動車、健常者、高齢者などのいろんな視点から、危険箇所を回避した適切な避難経路が選択・設定できます。

体験する-豪雨災害時の避難行動を体験するの様子
体験する-豪雨災害時の避難行動を体験するの様子2
体験する-豪雨災害時の避難行動を体験するの様子3
体験する-豪雨災害時の避難行動を体験するの様子4

参加された方々から、「地域の豪雨災害と避難について考える機会となった」「家族で、地域の方と、防災について話し合う機会になった」「イベントで楽しく防災について学ぶことができた」「詳しく学べて実際に行動に移せるようにしたい」などの意見がありました。

災害過程研究部門

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