NR5では、線状降水帯インデックス(※)を用いた線状降水帯早期予測情報を自治体に配信し、その精度を検証する社会実験を2019年7月8日に開始しました。参加する自治体は図1に示した9つの市町村です。
※ 線状降水帯インデックス: 対流圏下層の水蒸気供給量、積乱雲の発達、積乱雲群への組織化等に関する環境場に着目し、気象庁が考案した線状降水帯の発生可能性をレベル化した指標です。
図1 実証実験に参加する9つの自治体
メール送信を1日2回(朝8時、夕方15時頃)行い、12時間先までの線状降水帯の発生の可能性を知らせ、自治体の事前対応を支援します。さらに、専用webページで発生の位置や時刻を示します。例として、2019年7月8日朝8時30分に配信された午前11時頃の線状降水帯インデックス(図2)と実際の雨の分布図(図3)を示します。予測された発生予測域と強い降雨域が概ね対応しています。
図2 専用webページによる提供情報
図3 専用webページによる提供情報