2022年11月30日(水)にサンシャインシティで「防災気象講演会 最先端技術を活用した豪雨災害情報の創出 気象災害の軽減を目指して」が開催され、テーマ5の清水慎吾研究統括が登壇しました。
この講演会は、気象知識および防災知識の普及を目的とした公益事業の一環として、自治体防災担当者とダム管理者向けに開催されました。
清水研究統括は「線状降水帯の最新観測・予測技術による自治体の避難判断支援にむけた実証実験」と題し、2019年から九州の複数の自治体とともに最新の観測網と予測技術を活用した実証実験を行い、半日先および2時間先予測の問題点を改良してきたことなどを紹介しました。今後の課題として、線状降水帯の発生を見逃さない予測(高い検出率の維持)と、発生予測の頻度が実際の発生と同じくらいになるようにして自治体のコストを削減する予測(低い空振率)を同時に実現すること、そのために全国の水蒸気観測を拡充することが重要だと説明しました。
講演する清水研究統括
線状降水帯について説明する清水研究統括
会場の様子