国家レジリエンス研究推進センター

成果・取組報告

  • 2019.11.08NR2令和元年台風第15号災害に対するテーマ2の取組
    写真1 政府リエゾンの会議で衛星画像が活用されている様子

    写真1 政府リエゾンの会議で衛星画像が活用されている様子(画面中央奥のスクリーンに投影)

    図1 衛星データを表示した画面例

    図1 衛星データを表示した画面例

    台風第15号では、暴風により千葉県で大きな被害があり、内閣府情報先遣チームおよびISUT(災害時情報集約支援チーム)が千葉県庁へ派遣されました。災害対応の実践および支援を通じて、研究開発の評価・検証を行うために、テーマ2ではISUTと連携して、SIP4Dに集約された情報に基づき、衛星がデータを取得すべきエリアを推定し、ISUTが集約する地図と重ね合わせることが可能な形式で衛星データを提供しました。倒木、ブルーシート、土砂災害等の様子を把握できることが確認でき、ISUTを介して災害対応機関への支援を行うことができました。
    衛星だけでなく、航空機から撮影した写真や近年新しく登場した小型衛星やドローンなど複数の手段により取得されたデータについても、さまざまな機関と協働し、入手および処理を行った上で、ISUTを介して災害対応機関へ提供することができました。
    今回の対応を通じて、開発中の複数のリモートセンシングデータを一元化するシステムの有効性が示されたとともに、研究開発および社会実装に向けての課題点等の抽出が行えました。今回の活動で得られた成果を今後の研究開発に活かしていきます。
     

ページトップ