研究集会・ワークショップ
降雪に関するレーダーと数値モデルによる研究 in長岡 (第17回)
雲物理過程と新積雪物理量 その表現と計測
- 開催日時
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2018年11月20日(火曜) 13時~16時40分
2018年11月21日(水曜) 9時20分~12時10分終了予定 - 開催場所
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国立研究開発法人 防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター 大会議室
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主旨
表層雪崩や着雪などの災害を事前に予測するためには,新積雪の物理量が必要である.そのためには,現在の気象モデル内では十分に表現されていない降雪形状の物理量を広域で予測する必要がある.実際に測定される降雪・新積雪物理量と気象モデル内で予測される変数との関係について、またそれらがレーダーによる降雪雲の構造とどのように対応づけられるのか、そしてそれらは将来的に気象モデル内の雲物理過程の改良にどのようにつなげられるか、観測、モデリングの両方から議論する場を提供したい。
このワークショップは科研費基盤研究(C)『気象モデルからの雲物理過程を考慮した新積雪物理量推定手法の開発(研究代表者:中井専人)』の支援を受けています。
プログラム
11月20日
Session I : 降雪粒子の特性 / 13時〜14時25分
本吉弘岐(防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター)
「長岡における地上観測による降水系と降雪粒子の比較」
石坂雅昭(防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター 客員研究員)
「2018年北陸集中豪雪時の降雪粒子と雲物理過程の現象論」
Session II : 計測 / 14時40分〜16時40分
中井専人(防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター)
「全粒子ロギングでわかる光学式ディスドロメーターの計測特性」
勝俣昌己(海洋研究開発機構 地球環境観測研究開発センター)
「Parsivel及びLPMを用いた雨滴粒径分布観測で見えたデータ特性」
熊倉俊郎(長岡技術科学大学 環境社会基盤専攻)
「光学反射を利用した固体降水測定機器の開発と出力の物理量化について」
11月21日
Session Ⅲ : 雲物理と新積雪物理量 / 9時20分〜12時10分
中井専人(防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター)
「降雪粒子情報からの新積雪物理量推定は可能か:Introduction」
山口悟(防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター)
「降雪の比表面積の測定 ー降雪の形状を表す物理パラメータを探してー」
橋本明弘(気象庁 気象研究所)
「気象モデルを用いた新積雪物理量推定の試み」
三隅良平(防災科学技術研究所 水・土砂防災研究部門)
「東京スカイツリーにおける雲・降水の観測」
総合討論
構内見学(希望者:事前申し込み不要) / 12時10分〜13時10分
- ご注意
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会場には食堂・売店・自動販売機がございません。また近くにもお店がありませんので、昼食はあらかじめ各自でご用意いただきますようお願いいたします。なお、飲み物につきましては、会場にて多少のご用意(コーヒー・紅茶・お茶)がございますのでご利用ください。
- お問い合わせ
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国立研究開発法人 防災科学技術研究所雪氷防災研究センター
住所 〒940-0821 新潟県長岡市栖吉町前山187-16