雪おろシグナル
雪おろシグナルを使用できる地域(2022年12月現在)
雪氷災害によって毎年100名前後の犠牲者が出ており、そのうち半数以上が屋根雪に関わる事故によります。屋根雪事故を軽減するためには、的確な時期に雪おろしを行うことが大切です。本システムでは、計算された積雪重量の分布が地図上で一目でわかるように色を分けて表示されます。屋根雪下ろしの判断材料のひとつとして、この雪おろシグナルを開発いたしました。
雪おろしのタイミングを悩んだら、「雪おろシグナル」「積雪荷重計算サイト」をご利用ください。
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- 雪おろシグナル
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「雪おろシグナル」は、雪おろしのタイミングを判断するのに役立ちます。
①お住まいの地域の降り積もった雪の重さが分かります。
②“雪の重さ”と“危険度”を色分けしています。
- 積雪荷重計算サイト
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荷重計算サイトでは、最後に雪おろしを実施した日から現在まで降り積もった雪の重さを計算するサイトです。
居住地欄でお住まい近くの場所を選択し、雪おろしをした直近の日を入力すると、あなたの家の屋根にあるリアルタイムの"雪の重さ"を知ることもできます。
積雪荷重計算サイトは以下の道県及び地方に対応しています 。
北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 新潟県 富山県 長野県 石川県 福井県 岐阜県 関東地方
雪おろシグナル紹介動画
雪おろシグナルの仕組み
雪が積もり始めてから現在までの気象データ(気温や風向、地温など)から、大気と雪表面間の水や熱の交換や、積雪内部における雪の性質の変化を計算し、雪質、温度、密度、粒形、含水率など、積雪の詳細な情報を得ています。積雪深の観測された場所では10%前後の誤差で推定することができます。
※「雪おろシグナル」は、新潟大学が開発した「準リアルタイム積雪分布監視システム」、積雪深の情報を重さに変換可能なシステムである積雪変質モデル「SNOWPACK」、秋田大学の積雪分布を計算する診断型積雪分布モデル(SSDM)の3つのシステムから構成されています。