局所発生する積乱雲を30秒で立体観測

豪雨予測1時間先まで、2020オリ・パラ活用も

国土交通省が実用化している高性能レーダ雨量計ネットワーク「XRAIN」に加えて、さらに高性能な気象レーダ「MP-PAWR」の開発・利用により、ゲリラ豪雨を早期に検知・予測し、自治体、民間企業、市民に配信することで、迅速な防災・減災対応を促す。2017 年末に完成したMP-PAWRによる観測・予測情報は、2020年オリンピック・パラリンピックにも活用が期待されている。 

求められる積乱雲の早期検知網

最新鋭「MP-PAWR」を加えた高精度のゲリラ豪雨・竜巻危険度予測システムのイメージ

最新技術駆使し1時間先予測

首都圏で優れた防災力実証へ

気象災害軽減イノベーションセンター 副センター長
(兼)水・土砂防災研究部門 総括主任研究員
(兼)レジリエント防災・減災研究推進センター 研究統括
岩波 越(いわなみ・こゆる)
1991年北海道大学大学院理学研究科博士後期課程修了・中退。
理学博士。同年防災科学技術研究所(長岡雪氷防災実験研究所)入所。科学技術庁勤務を経て1998年つくばへ異動。XバンドMPレーダーの開発導入、国土交通省に技術移転した降雨強度推定手法等の開発、先端的気象レーダーを用いた極端気象の観測・予測研究に従事。2016年より現職。
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