イベント情報
2006 年日本公共政策学会10 周年記念大会・企画
不確実性を孕む自然災害リスクに社会全体が備えまたは対応するためには、行政機関や防災機関によるリスクマネジメントに加え、地域コミュニティやNPOなどによる共助や協働に基づくリスクガバナンスが不可欠となる。また、構造物による防災対策や災害に強い土地利用などの開発行為は、景観や生態系などに負の影響を与えることもあり、防災と環境とのリスクトレードオフを社会的に考慮した地域社会のリスクガバナンスが要請される。そこで、今回は、環境と開発、防災のリスクトレードオフに焦点をあてて、地域社会におけるホリスティックかつインテグレーティブなリスクガバナンスの戦略についてディスカッションする。
日時
2006年6月11日(日曜)13時45分~15時15分
場所
明治大学 駿河台校舎 リバティータワー
テーマ
災害リスクガバナンスの戦略:開発、環境、自然災害の視点から(独立行政法人防災科学技術研究所共同企画)
プログラム
- 司会者
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池田 三郎 (筑波大学名誉教授)
- 報告者
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池田 三郎 (筑波大学名誉教授)
「基調討論:災害リスクガバナンスの戦略について」長坂 俊成 (独立行政法人防災科学技術研究所)
「情報通信技術を活用した地域コミュニティにおける災害リスクガバナンス」天野 玲子 (鹿島建設)
「地域防災計画の高度化における各種ハザード情報の統合的利用」瀬尾 佳美 (青山学院大学)
「リスク社会とリスクコミュニケーション」水野 敏明 (World Wide Fund for Nature Japan)
「生物多様性へのリスクガバナンス-環境と防災の視点から」 - 討論者
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前田 恭伸 (静岡大学)
中須 正 (独立行政法人防災科学技術研究所)