イベント情報

2007年07月25日

サマー・サイエンスキャンプ2007開催！

高校生のための先進的科学技術体験合宿プログラム　参加者募集！！

-自然災害が発生するメカニズムを学ぼう！-
みなさんの生命や財産を守るため、自然災害を監視し研究している機関があります。その名は「防災科学技術研究所」。　当研究所では、地震、火山噴火、気象・土砂、雪氷などの災害から人命を守り、災害の教訓を活かし、災害に強い社会の実現を目指すための様々な研究に取り組んでいます。さらに、将来にわたり安心して暮らせる生活環境を築くために、地球環境の変化とそれにともなう災害の予測まで、国内外の要請に応えるべく、積極的に研究活動を展開しています。
今回のサイエンスキャンプでは、最先端の研究に携わっている研究員の講義や楽しい実習・実験を通して、自然災害が発生するメカニズムなどを学ぶことができます。

キャンプの実習内容（予定）

（1）Dr．ナダレンジャーの自然災害実験教室

地盤液状化現象、雪崩など大規模な自然災害を簡単な実験で再現します。

（2）災害を引き起こした地形を実体視で探す

地すべり・活断層など過去に災害を引き起こした痕跡を空中写真の立体視によって見つける方法を体験します。

（3）地震を知る技術

手作り地震計の製作などを通して、地震計測の様々な技術や、地震観測の最前線について学びます。

（4）火山が噴火する仕組み

どろどろに溶けたマグマが引き起こす火山噴火の仕組みを実際の映像や実験を通して説明します。

(5）竜巻が発生する原理を学ぶ

竜巻がなぜ発生するかそのメカニズムを学び、ペットボトルの中で竜巻を発生させる実習・実験を行います。

（6）大地震で地面がどう揺れ建物が壊れるか見てみよう。

世界最大の実大三次元震動破壊実験施設（E—ディフェンス）での実験を通して建物がどのように壊れるか説明します。

（7）災害時の炊き出し体験（サバイバル・メシタキ）

災害から生きる技術を、実技と実習で学びます。

（8）防災科学技術のめざすところ

防災科学技術研究の夢をお話しします。

スケジュール（予定）

第1日目　（7月25日（水曜））

13時30分～14時00分: 開講式/オリエンテーション
14時00分～14時30分: 防災科学技術研究所の紹介ビデオ
14時30分～15時30分: 施設見学（大型耐震、大型降雨、地震観測データ棟）
15時30分～17時30分: 講義・実習「災害から生きる技術」
17時30分～19時00分: 研究者との懇親会

第2日目　（7月26日（木曜））

09時00分～11時00分: 「Dr.ナダレンジャーの自然災害実験教室」
11時00分～12時00分: 講義「大地震で地面がどう揺れて建物が壊れるか見てみよう」
12時00分～13時00分: 昼食（ビデオ上映、「地震研究の最前線！」）
13時00分～14時30分: 講義・実習「災害を引き起こした地形を実体視で探す」
14時30分～16時00分: 講義・実習「竜巻の発生原理と製作実習」
16時00分～17時30分: 講義・実習「地震を知る技術」

第3日目　（7月27日（金曜））

09時00分～10時30分: 講義・実習「火山が噴火する仕組み」
10時30分～11時30分: 講義「防災科学技術の目指すところ」
11時30分～12時45分: 昼食
12時45分～14時00分: まとめ/閉講式