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石黒耀 特別講演「富士山セクター・コラプス
~『昼は雲の柱』が描く巨大災害~」

石黒耀
「富士山セクター・コラプス ~『昼は雲の柱』が描く巨大災害~」
火山は時に想像もつかない巨大災害を引き起こす場合があります。富士山は過去に4回以上の大規模山体崩壊(セクター・コラプス)を起こし、麓の生物界を壊滅させました。このあまり語られることのない巨大災害を描いた『昼は雲の柱』の世界を御紹介します。
石黒耀(いしぐろあきら)
作家・医師。広島に生まれ、小・中・高と阪神間で育つ。宮崎医科大学(現・宮崎大学医学部)卒。現在は大阪府で勤務医をしている。学生時代より火山に魅了され、霧島噴火を扱った処女作『死都日本』でメフィスト賞を受賞。また、東海地震と東南海地震が連動し発生した際の惨事を描いた『震災列島』、富士山噴火を題材とした『昼は雲の柱』およびその漫画版である「セクターコラプス」(今春発売)などを刊行し、宮沢賢治奨励賞、地質学会表彰など数々の賞を受賞している。