イベント情報
1923年関東大震災企画展
平成24年9月1日、関東大震災より89年を迎えます。同震災では、約10万人もの死者・行方不明者が生じました。その教訓を次世代に伝承し防災教育に資するため、(独)防災科学技術研究所 自然災害情報室で収集した関東大震関連の図書・資料を展示します。
展示資料の中でも特に注目しているのが、「日本電報」(大正12年9月2日~10日着電)です。この資料は中国大連において、日本電報通信社大連支局が日本から受信した関東大震災の速報を、在大連新聞社向けに配信したものと推測されます。各速報に受信日時が記載されており、当時の情報伝達能力をうかがい知ることができます。刊行元の日本電報通信社は戦前国策により解体され、広告部門を引き継いだ電通にも同資料は現存せず、大変貴重な資料です。
また、この「日本電報」をはじめ、当室で保有する10点の関東地方の災害に関連する資料を、2012年10月7日(日)~11月25日(日)、葛飾区郷土と天文の博物館 で開催される、葛飾区制施行80周年記念特別展「東京低地災害史」に出品します。当所は平日のみ開催ですので、土日祝日に来館を希望される方は、こちらの機会をご利用下さい。
開催情報
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2012年8月31日(金)~9月20日(木)10:00~17:00
※平日のみ開催(土日祝日休館) - 場所
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防災科学技術研究所 研究交流棟2階 自然災害情報室内
〒305-0006 茨城県つくば市天王台3-1 - 入場
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無料・予約不要
(団体で見学を希望される場合はあらかじめご連絡ください。)
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