戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期 :『国家レジリエンス(防災・減災)の強化』の公募について
公募課題名
戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期 :『国家レジリエンス(防災・減災)の強化』
公募内容
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公募期間
2018年8月1日(水)から2018年8月31日(金)正午まで
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公募要領
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提案書様式
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説明会申込書
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委託契約書
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公募説明会資料
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委託契約事務処理説明書(企業等用)
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委託契約事務処理説明書(大学等用)
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よくある問い合わせ事項(Q&A)
8/28更新しました
公募説明会
※終了いたしました 8月9日(木)開催を予定しておりました公募説明会は、 台風第13号の接近による参加者の安全を考慮した結果、延期することといたしました。延期後の開催日程は以下のとおりです。
日時:2018年8月13日(月)10時00分~12時00分
場所:国立研究開発法人防災科学技術研究所東京会議室
(東京都港区西新橋2-3-1 マークライト虎ノ門6階 602室)
※すでに参加申込をしていただいた方の席は確保いたします。
あらためて参加申込を行う必要はございません。
なお、8月10日(金)の大阪会場は予定どおり行います。
席に余裕がございますので、振り替えて参加いただくことも可能です。
日時:2018年8月13日(月)10時00分~12時00分
場所:国立研究開発法人防災科学技術研究所東京会議室
(東京都港区西新橋2-3-1 マークライト虎ノ門6階 602室)
※すでに参加申込をしていただいた方の席は確保いたします。
あらためて参加申込を行う必要はございません。
なお、8月10日(金)の大阪会場は予定どおり行います。
席に余裕がございますので、振り替えて参加いただくことも可能です。
当該公募の内容、応募に係る具体的な手続き等について、説明会を以下のとおり開催します。
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- (1) 東京会場説明会
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日時:2018年8月9日(木) 13:00~15:00(台風第13号の接近の影響で延期)
場所:防災科研 東京会議室
所在地:東京都港区西新橋2丁目3番1号 マークライト虎ノ門ビル 6階【地図】
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- (2) 大阪会場説明会
- 日時:2018年8月10日(金) 13:00~15:00
場所:ナレッジキャピタルカンファレンスルーム
所在地:大阪府大阪市北区大深町3-1グランドフロント大阪北館タワーB 10階【地図】
参加をご希望の方は、2018年8月7日(火)までに、上記の説明会申込書に必要事項を記入して、下記のメール添付にてご提出ください。
※注意事項- 会場の都合により、1機関当たりの参加者数を制限させていただく場合があります。
- 公募要領等の資料は配布しないため、本ホームページから印刷の上、ご持参願います。
- 説明会への出席は、義務ではありません。
国立研究開発法人 防災科学技術研究所
戦略的イノベーション推進室
E-mail:sip_resilience[AT]bosai.go.jp
[AT]を@に置き換えてください。
公募結果
計15件の応募があり、公募審査委員会において書類審査と面接審査を実施し、プログラムディレクター及び内閣府の了承を経て、下記の通り採択を決定しました。更新日:2018年10月24日
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Ⅰ.避難・緊急活動支援統合システム開発
研究責任者
- 臼田 裕一郎(国立研究開発法人防災科学技術研究所 総合防災情報センター センター長)
研究開発課題
- 避難・緊急活動支援統合システムの研究開発
概要
- 自然災害を自然現象と社会動態の融合として捉え、災害状況とその予測を可視化する災害動態処理技術を開発する。また、これを中核に、通信途絶領域解消、道路・海上交通解析、保健医療活動支援、物資供給支援の各技術を実装したシステムを開発する。さらに、これらを含めた各組織の個別システムを疎結合で連接し、国民一人ひとりの避難と政府の緊急活動の双方を支援する統合システムを実現する。
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Ⅱ.被災状況解析・共有システム開発
研究責任者
- 酒井 直樹(国立研究開発法人防災科学技術研究所 先端的研究施設利活用センター 戦略推進室 室長)
研究開発課題
- 衛星データ等即時共有システムと被災状況解析・予測技術の開発
概要
- 自然災害の発生エリアを観測・予測データから推定し、その情報から衛星等により観測を行い、広域被災状況把握及びシミュレーション結果と共に災害対応機関へ迅速に提供する技術を開発する。被災状況を把握する技術、洪水氾濫・火山降灰・火災延焼シミュレーションにより広域被災予測を行う技術を開発する。これらの技術により、災害発生直後から広域な被災状況把握及び予測を可能とする統合システムを実現する。
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Ⅲ.広域経済早期復旧支援システム開発
研究責任者
- 西川 智(名古屋大学減災連携研究センター 教授)
研究開発課題
- 産官学協働による広域経済の減災・早期復旧戦略の立案手法開発
概要
- 南海トラフ地震等の広域巨大災害に対し、産業の早期復旧により数兆円規模の被害軽減を目指す為、インフラやライフラインの実態、地域企業の連関状況、復旧に必要な資機材や人材等様々な資源の制約を踏まえた被災シナリオを描き、早期復旧を妨げるボトルネックを識別し、事前解消策を検討するとともに、復旧に当たって個々の当事者が資源争奪や囲い込みに走らないための葛藤調整等社会を動かす技術を開発、地域BCP の策定につなげる。
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Ⅳ.災害時地下水利用システム開発
研究責任者
- 沖 大幹(東京大学 国際高等研究所・サステイナビリティ学連携研究機構 教授)
研究開発課題
- 災害時や危機的渇水時における非常時地下水利用システムの開発
概要
- 地震や洪水、危機的な渇水等により安全で安定な水供給がしばしば脅かされ、二次的な健康被害をもたらしたり、復旧・復興の妨げとなったりしていることから、最近の事例に基づき、起こり得るシナリオを様々に想定した上で、環境に大きな影響を及ぼすことなく非常時に利用可能な地下水量を三次元水循環解析モデルによって定量的に明らかにし、地域の実情に即した非常時地下水利用システムの構築に資する研究開発を制度面も含めて推進する。
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Ⅴ.線状降水帯観測・予測システム開発
研究責任者
- 清水 慎吾(国立研究開発法人防災科学技術研究所 水・土砂防災研究部門 主任研究員)
研究開発課題
- 線状降水帯の早期発生及び発達予測情報の高度化と利活用に関する研究
概要
- 線状降水帯による大規模水害等の深刻な被害が多発していることから、こうした被害低減のために、線状降水帯の早期発生予測の精度向上、線状降水帯の雨量現況把握と数時間先までの発達予測技術の開発及び雨量と災害を結びつけるデータベース構築によるリアルタイム被害推定技術の開発を実施し、これらの出力を自治体向けに配信するリアルタイム情報提供システムを開発する。
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Ⅵ.スーパー台風被害予測システム開発
研究責任者
- 立川 康人(京都大学大学院工学研究科社会基盤工学専攻教授)
研究開発課題
- スーパー台風被害予測システムの開発
概要
- 気候変動により発生が懸念されるスーパー台風等を対象とした、自助・共助・公助による自立的な避難行動や最善の広域応急対応の実現に向けて、様々な観測データを利用し合理的なデータ処理を施すことで、スーパー台風の進路予測を用いた河川水位や高潮・高波、さらに浸水エリアを予測するとともに、ダムや水門の連携・一元化による運用・操作機能も装備したスーパー台風被害予測システムを三大湾等への社会実装も考慮し開発する。
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Ⅶ.市町村災害対応統合システム開発
研究責任者
- 塚原 健一(九州大学大学院工学研究院附属アジア防災研究センター 教授)
研究開発課題
- 避難判断・訓練支援等市町村災害対応統合システムの開発
概要
- 災害時の避難判断や訓練実施等の課題を抜本解決し、避難判断に必要な情報の欠落ゼロ、避難勧告等の発令の出し遅れゼロ、地区単位等小エリア発令により住民の逃げ遅れゼロを可能とする統合システムを開発し、1700 市町村へ順次実装する。最先端のAI、IoT 技術と既存技術の融合を図り、市町村の適切な判断を支援する。併せて、意思決定・対応能力の向上のため、訓練シナリオ自動生成による訓練体制を構築し、犠牲者ゼロの実現を目指す。
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