イベント情報
令和3年度 成果発表会
成果発表会ご来場の御礼
令和3年度成果発表会は、多くの方々にご参加、ご視聴いただき、盛況のうちに終了することができました。ご参加、ご視聴くださいました皆さま、誠にありがとうございました。
ごあいさつ
防災科研は「一人ひとりが基礎的な防災力を持ち、高いレジリエンスを備えた社会」の構築に貢献することを目的として、さまざまな自然災害を対象として、災害の予測、予防から復旧・復興までの全フェーズで防災を捉えて、防災科学技術の研究開発を進めております。その研究開発の成果を広く一般の方々に知っていただくため、成果発表会を毎年開催しております。
南海トラフ地震、首都直下地震などの巨大災害の切迫や、気候変動による近年の大規模な水災害など、国難級災害の危険性が高まっています。
防災科研 令和3年度 成果発表会では、災害を国難にしないための「予防」に焦点をあて、「来るべき国難級災害に備えて2022 ~国難にしないために~ モノで守り、行動を変える。」をテーマとして、2022年2月28日(月)に、昨年度に引き続き池上彰氏を特別ゲストコメンテーターにお迎えし、会場参加とオンライン配信のハイブリッドで開催いたしました。
第1部は、従来は取り除くべき対象であった観測データのノイズを活用した新しい研究成果についてご紹介し、第2部では、Webにて公開しております防災科研の研究者一人ひとりによる動画・ポスターでの研究成果発表の中から、皆様からの投票を元に、動画賞・ポスター賞を3点ずつ選定し、表彰をいたしました。
第3部では、国難級災害の危険性が高まるなか、災害を国難にしないための「予防」について、施設整備と人間行動の両面から最新の研究成果を紹介するとともに、パネルディスカッションにて議論を行いました。
多くの方にご参加、ご視聴いただき、誠にありがとうございました。またご参加、ご視聴いただけなかった方も、アーカイブ映像をぜひご覧いただければ幸いです。
理事長 林 春男
プログラム
従来は取り除くべき対象であった観測データのノイズ。最近はそのノイズを活用した新しい研究に注目が集まるようになりました。第1部ではそれらの研究成果についてご紹介いたしました。
また、防災科研発のベンチャー企業から、データの社会への活用というテーマで講演をしていただきました。
- 「MOWLASによるスロー地震の発見」
地震津波火山ネットワークセンター 主任研究員 松澤 孝紀 - 「Hi-netノイズデータが洪水発生を知らせる」
地震津波火山ネットワークセンター 特別研究員 澤崎 郁
水・土砂防災研究部門 特別研究員 Shakti P.C. - 「地震波ノイズで火山の異常を検知」
火山研究推進センター 特別研究員 廣瀬 郁 - 「データをお宝にする」
Iーレジリエンス株式会社 代表取締役社長 小林 誠
第1部プレゼンター 水・土砂防災研究部門 部門長 三隅 良平
昨年に続き、防災科研の研究者一人ひとりによる動画・ポスターでの研究成果の発表を行いました。
全エントリー動画38本、ポスター95本の中から、一般の方の投票を元に一次選考を行い、その後防災科研内での審査を経て動画賞・ポスター賞をそれぞれ3点ずつ選出し、成果発表会当日、表彰をいたしました。
第2部プレゼンター 研究主監 岩波 越
第3部では、まず広い意味での「災害リスク低減」に関する防災科研の3つの研究について発表をいたしました。
その後のパネルディスカッションにおいては、国難級災害の危険性が高まるなか、災害を国難にせず乗り越えていくために、われわれはどう行動することができるのか、そのために必要なものは何か、防災科研はそのために何をしようとしているのかなどについて、議論を行いました。
- 「E-ディフェンスが見せる『モノで守る』技術の確かさ」
地震減災実験研究部門 副部門長 田端 憲太郎 - 「事業者と共創する津波避難計画:尼崎鉄工団地での実践」
災害過程研究部門 部門長 永松 伸吾 - 「地方自治体との共創に基づく地域の魅力向上への取り組み ー国際スキーリゾート・ニセコにおける雪崩事故防止に資する情報プロダクツの創出ー」
雪氷防災研究部門 総括主任研究員 山口 悟 - モデレーター
特別ゲストコメンテーター 池上 彰 - 指定討論者
理事長 林 春男
開催概要
- 主催
- 国立研究開発法人 防災科学技術研究所
- 日時
- 2022年2月28日(月) 13時00分~17時00分
- 会場
- 東京国際フォーラム ホールB7
オンライン配信も実施いたしました。 - 参加費
- 無料
- 定員
- 人数上限200名
- 問合先
- 企画部広報・ブランディング推進課
toiawase[AT]bosai.go.jp *[AT]を@に変換してください。 - プログラム
- 開演 13時00分~13時25分 オープニング・開会挨拶
第1部 13時25分~14時25分 最新研究成果紹介「ノイズデータがお宝になる。」
(休憩 14時25分~15時00分)
第2部 15時00分~15時25分 研究者一人ひとりによる研究成果発表 動画賞 ポスター賞 表彰
第3部 15時25分~16時45分 パネルディスカッション「~国難にしないために~モノで守り、行動を変える。」
閉演 16時45分~17時00分 エンディング・閉会挨拶
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