お知らせ
東松島市および東松島社会福祉協議会から感謝状をいただきました
災害リスク研究ユニットは、被災者の生活支援に必要な情報を共有・利活用できる「見守り情報管理システム」を開発し、「東松島市被災者サポートセンター」での運用を支援してきました。
この活動に対し、「被災者支援活動への協力を通じて東日本大震災の被災者の生活復興に寄与されている組織」として、東松島市および東松島市社会福祉協議会から感謝状をいただきました。

水井良暢研究員(防災科研)、生活復興企画専門監 千葉富夫様(東松島市社会福祉協議会)
概要
東日本大震災から約半年後、災害リスク研究ユニットは、東松島市役所福祉課および東松島市社会福祉協議会から、避難所や応急仮設住宅等で生活している被災者の生活を見守るための情報集約・利活用の支援要請を受け、「eコミュニティプラットフォーム」を高度化した「見守り情報管理システム」を研究開発しました。
「見守り情報管理システム」は、自治体をはじめ、様々な支援団体や組織が、被災者の生活支援に関する情報を共有・管理しながら、支援の重複や偏りを防ぎ、より包括的かつ効果的な支援を可能にするツールです。
東松島市では、「東松島市被災者サポートセンター」を拠点に、東松島市、東松島市社協、東松島市保健センターおよびその他の支援団体等が協力した被災者の支援活動で、「見守り情報管理システム」が活用されました。翌年2012年は同センターで1年間の実証実験運用を行い、その結果を踏まえたシステム改修を経て、2013年より東松島市の予算化による独自の運用環境が構築され実運用されています。
この活動が高く評価され、東松島市の市制施行10周年・社協合併10周年を記念した「東松島市社協福祉大会2015」(開催:2015年10月9日、主催:東松島市社会福祉協議会、共催:東松島市)にて、感謝状が授与されました。そのときの様子が上の写真です。
なお、研究開発した「見守り情報管理システム」は、2013年4月より、災害リスク研究ユニットが開発・公開している「eコミュニティプラットフォーム」の公式サイトにてシステム・ソースコードをはじめ、運営手法及び操作管理等のマニュアルを無償で公開しています。