お知らせ
「南海トラフ海底地震津波観測網(N-net)整備事業」に伴う工事着手のお知らせ
防災科研では、令和元年度より「南海トラフ海底地震津波観測網(N-net)整備事業」(以下、「本事業」といいます。)を実施しています。
本事業は、南海トラフにおける巨大地震発生時の被害軽減に資するために、南海トラフ地震の想定震源域のうち観測網が設置されていない海域 (高知県沖~日向灘)にケーブル式の海底地震・津波観測システムを構築するものです。地震計・津波計で地震動および津波を震源域近くで直接観測して、地震動即時予測および津波即時予測を高度化するとともに、海溝型地震の発生メカニズム解明および地震発生予測の研究開発に貢献します。システム構築後に取得される地震や津波データは、地方公共団体、関係府省庁、研究機関、民間企業等へ提供される予定です。
本事業については、昨年度、対象地域の海洋調査を行い、その結果を踏まえてシステムの開発・整備に着手したところですが、このたび、令和2年5月7日より宮崎県串間市内において、沿岸から沖合にかけての陸揚げ管路掘削工事および陸上局舎構築工事に着手しますのでお知らせいたします。
本事業へのご支援とご協力を何卒よろしくお願いいたします。
