お知らせ
国立研究開発法人防災科学技術研究所
陸上自衛隊ヘリコプターの離着陸を伴う情報通信機器搬送訓練の実施について
国立研究開発法人防災科学技術研究所(理事長:寶 馨、以下「防災科研」という。) は、災害時における人命救助機関相互の情報共有の体制充実を目的として、各活動機関にSIP4D-Xedge※1(旧SIP4D利活用システム)が使用できるノートパソコン類の貸与を行っています。このたび、より迅速に現場へ器材を届けるための訓練として、防災科研グラウンド(つくば市)において、防衛省陸上自衛隊と協同し、ヘリコプターの離着陸を伴う情報通信機器搬送訓練を実施します。
- 1.内容
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防災科研は、内閣府が主導する「戦略的イノベーション創造プログラム」(通称:SIP)※2の一環として、基盤的防災情報流通ネットワークSIP4D※3の運用、研究開発を継続し行っています。
SIP4Dは災害対応に必要とされる情報を多様な情報源から収集し、利用しやすい形式に変換して迅速に配信する機能を備えた、組織を越えた防災情報の相互流通を担う基盤的防災情報流通ネットワークシステムです。
本訓練は、通信が途絶した災害現場においてもSIP4Dを有効に活用するインターネット接続環境を迅速に提供するため、陸上自衛隊のヘリコプターに器材を搭載して搬送するための訓練です。※1 消防や自衛隊など実動機関が災害対応の現場において、 情報閲覧/提供を円滑に行うことを目的として研究開発を進めている情報システム。
※2 https://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/
※3 https://www.sip4d.jp/ - 2.日時
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2024年5月21日(火)9:30~11:00頃 予備日:5月22日(水)
※受付時間 9時10分~9時30分
※気象状況により訓練日時が変更となる可能性があります。催行の可否については20日(月)16時および当日9時頃の判断とさせていただきます。 - 3.場所
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防災科学技術研究所 グラウンド
〒305-0006 茨城県つくば市天王台3-1 - 4.対象
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報道関係者
(別紙資料)令和6年度自衛隊統合防災演習(06JXR)における情報通信機器搬送訓練
- 1.目的
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近年頻発・激甚化する災害への初動対処をより効果的にするため、災害対応実動部隊に対し、防災科研つくば本所にある器材を災害現場へ迅速に提供し得る体制を充実する。
- 2.主要訓練項目
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- 陸上自衛隊ヘリコプターによる本所グラウンドでの離着陸
- 搬送予定器材のヘリコプター機内搭載・器材固定
- 3.実施時期
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2024年5月21日(火)、予備日:5月22日(水)
- 4.実施場所
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防災科学技術研究所グラウンド(茨城県つくば市天王台3-1)
- 5.実施体制
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- 所属長:藤原 広行(先進防災技術連携研究センター長)
- 実施責任者:伊勢 正(研究統括)
- 訓練主務者:古川 昭彦(技術員)
- ヘリ運航者:防衛省陸上自衛隊
- 6.スケジュール予定(午後実施の場合は13:10受付開始となります。)
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09:10 受付開始(9:30受付締切)
09:30 説明開始、運航機関による飛行決心通報受け
10:00 地上勤務員の配置完了
10:15 ヘリコプター、グラウンド着陸、機内への器材搭載訓練
10:45 ヘリコプター、グラウンド離陸
11:00 撤収・終了 - 7.使用予定機種(大型ヘリ)
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CH-47J 陸上自衛隊HPより引用