お知らせ

海底ケーブル地震観測網DONETの温度計で100km以上にわたって同期する海洋波を検出

概要
研究の背景
研究内容
図:距離が近い観測点での海底温度時系列の比較。(a,b)距離50-60km程度の観測点のペアを比較している。(a)はほぼ同じ深さ、(b)は異なる深さ。(c,d)距離40km程度の観測点のペアを比較している。(c)はほぼ同じ深さ、(d)は異なる深さ。
今後の期待される展望
用語説明
(注1)DONET(Dense Oceanfloor Network system for Earthquakes and Tsunamis)
南海トラフの地震・津波観測監視システム。地震計以外にも複数の観測機器が設置されている。
(注2)沿岸捕捉波
海底地形などの影響を受けて発生・伝播する波。地球の自転の影響を受けるため、北半球では海岸を右に見ながら伝播する。
(注3)海底圧力計
圧力はその地点の上下動によって変動するため、海底圧力計によって海底上下動を観測できる。海洋の変動などの影響も受けるため、環境から生じるノイズの減衰が重要となる。
(注4)スロースリップ
プレート境界などで生じるゆっくりとした地殻変動現象。海底圧力計などで検出される。
論文情報
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