受賞一覧
2020年安全・安心な生活とICT研究会 安全・安心ベストプラクティス賞を受賞しました
雪氷防災研究部門 山下克也特別研究員、山口悟総括主任研究員が、中越防災安全推進機構の諸橋和行地域防災力センター長、信州大学教育学部の横山俊一研究員とともに、2020年安全・安心な生活とICT研究会 安全・安心ベストプラクティス賞を受賞しました。
安全・安心ベストプラクティス賞は、電子情報通信学会 安全・安心な生活とICT研究専門委員会が主催、共催、または、併催する研究会および大会において、発刊される技術研究報告または講演論文集に掲載された論文の内、特に安全・安心な社会の実現を目指し、災害現場や社会インフラの保守・管理・運用での実証や事例に関する論文を表彰するものです。
山下特別研究員、山口総括主任研究員らの論文が安全・安心な生活に役立つ実証・実例に関する優秀な研究を発表したことが評価され今回の受賞に至りました。
授賞式は2021年3月11日、電子情報通信学会 総合大会 A-18.「安全・安心な生活とICT」においてオンラインで開催されました。
受賞対象論文
- IoTを用いた冬期交通網管理の効率化に関する研究 ~ —降雪分布取得、融雪装置用井戸水位監視、道路除雪シミュレーションシステム、路面温度予測配信システムの開発— ~
-
著者:山下克也・山口悟(防災科研)・諸橋和行(中越防災安全推進機構)・横山俊一(防災科研)
掲載誌:信学技報, vol. 119, no. 401, ICTSSL2019-56, pp. 125-128, 2020年1月.
受賞コメント
安全・安心ベストプラクティス賞を頂いた研究は、科学技術振興機構(JST)の「イノベーションハブ構築支援事業」の一環として行われたものです。この研究は、雪氷防災研究部門、公益社団法人中越防災安全推進機構、及び新潟県中越地域の民間企業数社とで構成された気象災害軽減イノベーションセンターの長岡サテライトで行いました。IoTを用いて冬期交通網管理の効率化を目指す取組みの中で開発したシステムの概要を長岡サテライトの代表として発表したものに対して賞をいただきました。言い換えれば、この賞は長岡サテライトに頂いたものと言えます。「イノベーションハブ構築支援事業」は終了しましたが、長岡サテライトはSnowCoIN (Snow Community Innovation Network)と名前を変え継続して活動しています。冬期交通網管理の効率化の取り組みは、まだ一歩を踏み出したばかりですので、頂いた賞の名に恥じないようにベストプラクティスを実用できるようこれからも精進していきたいと思います。
