受賞一覧
2022年度日本地震工学会大会優秀発表賞を受賞しました
マルチハザードリスク評価研究部門の土肥裕史特別研究員が、2022年度日本地震工学会大会優秀発表賞を受賞しましたのでお知らせいたします。
優秀発表賞は、年次大会や国際シンポジウムに論文を著者として投稿し、優れた発表を行った若手研究者で、開催年度末時点で満35歳以下の個人または大学等に在籍する学生に授与される賞です。表彰式は、12月16日に北海道大学学術交流会館で行われました。
受賞発表題目
- 海溝型地震の長期評価に基づく4海域統合確率論的津波ハザードの試算
-千島海溝・日本海溝・相模トラフ・南海トラフ沿いを対象として- -

受賞コメント
栄誉ある賞をいただき、大変光栄に思います。共著者の皆様、講演の機会を与えていただいた皆様に感謝申し上げます。
本講演では、複数の海域で発生する津波の危険性を総合的に評価することを目的として、千島海溝・日本海溝・相模トラフ・南海トラフ沿いで発生する地震を対象とした、4海域を統合した確率論的津波ハザードの試算結果について報告しました。
防災科研では津波防災に資することを目的として、全国を対象とした確率論的津波ハザード評価を実施し、得られた結果を津波ハザードステーション(J-THIS)等で公開しております。今後、津波ハザード評価の高度化とともに、この評価によって得られる津波ハザード情報がより広く効果的に、津波防災対策に活用されるよう、より一層研究活動に精進いたします。