受賞一覧
AI・データサイエンス奨励賞を受賞しました
マルチハザードリスク評価研究部門の内藤昌平特別研究員と防災情報研究部門の田口仁副部門長がAI・データサイエンス奨励賞を受賞しましたのでお知らせいたします。
AI・データサイエンス奨励賞は、土木学会構造工学委員会のAI・データサイエンス論文集において、革新性・将来性・社会性のいずれかに優れ今後が期待される論文に与えられるものです。

内藤昌平特別研究員
受賞対象論文
複数種類の高解像度衛星画像を用いたMask R-CNNによる建物抽出・被害分類モデル
内藤 昌平、土屋 美恵、友澤 弘充、田口 仁

受賞コメント
この度は奨励賞をいただき、大変光栄に思います。
共著者の皆様、マルチハザードリスク評価研究部門の部門長、副部門長、その他研究についてご意見いただいた全ての方に感謝申し上げます。
本論文は、災害発生直後における建物被災状況の即時把握を目的に、災害直後に撮影されたWorld View-3、GeoEye-1、Pleiadesといった高解像度光学衛星画像を用いて、セグメンテーションと分類を高精度に行うMaskR-CNNというモデルにより、即時被害抽出を行うモデルについて記載したものです。衛星画像を活用した被害状況把握は発展が期待される分野です。実際の災害対応において活用されることを常に意識しつつ、今後も被害状況把握技術を核とした研究開発を継続することにより、社会貢献を目指していきたいと思います。