参画機関

国立大学法人政策研究大学院大学

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National Graduate Institute for Policy Studies(GRIPS)

政策研究大学院大学(GRIPS)は政策及び政策の革新にかかわる研究と教育を通した1)政策プロフェッショナルの養成 2)学際的な政策研究の促進 3)世界的な政策研究・教育拠点の形成を目的とし、1997年に国立大学として開学しました。世界各国から未来の政策リーダーや研究者が集まる国際的な政策研究・教育の拠点で、東京・六本木のキャンパスに世界60近くの国と地域から学生が集まり、全学生の約3分の2が留学生という極めて国際的な環境です。

GRIPSでは災害に関する教育活動として防災コース(Disaster Management、博士及び修士課程)を設けており、国内外の行政官、社会人を中心に多くの学生が学んでいます。DMでは土木研究所水災害・リスクマネジメント国際センター(ICHARM)と緊密に連携し、科学技術面、防災政策面のバランスの取れた知見の深化と獲得を図っています。政策研究では多岐に渡る防災技術政策の講義を行うほか、水と災害に関する文化遺産に関連するデータベースを構築する研究課題など、持続可能な社会の達成に貢献するための活動に取り組んでいます。

水と災害に関する国際活動としては、国連事務総長「水と災害諮問委員会」の提言を受けて設立された「水と災害ハイレベルパネル(HELP)」の事務局をGRIPS内に設置し、水と災害に関する国際社会の意識高揚と行動促進を行っています。HELPは2007年に設立された独立した国際委員会で、ハン・スンス(元韓国国務総理)創設議長の下、各国大臣、国連機関の長、行政官、市民社会・民間代表等20名の委員で構成され、国連本部で隔年開催する「国連水と災害に関する特別会合」など、水と災害に関する多くの国際会議、ワークショップ等を開催しています。また、世界各地のコロナ禍での水害対策に活用されている「新型コロナウイルス感染症大流行下での水災害対処原則」(17か国語に翻訳)をはじめ、「水災害の前・中・後における平和構築原則」、「気候変動下におかれる干ばつのリスク管理の原則」など、各国政府、国際社会が水災害に対する具体的な行動を興すための国際指針を多く発表しています。また世界の大災害の経験と教訓を記録した「HELP Global Report」を毎年出版しています。

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第4回アジア太平洋サミット(APWS、2022年4月、HELP/GRIPS共催)

  • 問い合わせ先:国立大学法人 政策研究大学院大学 廣木研究室 〒106-8677 東京都港区六本木7-22-1
  • https://www.grips.ac.jp/jp/
  • https://www.wateranddisaster.org/