報道発表
総合検証訓練「SIP防災OKINAWA2025」を実施
2025年11月6日
国立研究開発法人防災科学技術研究所
株式会社りゅうぎん総合研究所
国立研究開発法人防災科学技術研究所(理事長:寶 馨、以下「防災科研」という。)および株式会社りゅうぎん総合研究所(代表取締役社長:渡久地 卓、以下「りゅうぎん総研」という。)は、内閣府・戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期で研究開発中のシステムの研究開発および社会実装に係る検証を目的として、下記のとおり、総合検証訓練「SIP防災OKINAWA2025」を実施します。
この訓練では、防災科研が主催者、りゅうぎん総研が共催者となり、地元実動機関(消防、警察、自衛隊、海上保安庁、医療機関等)のご協力のもと、災害対応の最前線における合同調整を支援するためのシステムの検証を行います。
従来の実動機関の防災訓練では、主催する機関に勢力が大きく偏り、合同調整の検証機会が乏しいという課題がありました。こうした実情を踏まえ、研究機関である防災科研が主催者となり、効果的な合同調整および合同調整を支援する情報システムの在り方について検証を行います。研究機関が実動訓練を主催すること、また、国のプロジェクトと地元シンクタンクが連携した訓練であることなど、これまでに例を見ない総合訓練となります。
訓練の概要
1 名称
総合検証訓練「SIP防災OKINAWA2025」
2 プロジェクト名称
戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期
課題「スマート防災ネットワークの構築」
サブ課題C「災害実動機関における組織横断の情報共有・活用」
3 訓練日時
2025年12月21日(日)午前10時から午後2時まで
4 場所
南城市役所(沖縄県南城市佐敷新里1870)等、南城市内4カ所
5 訓練参加機関等
- (1)主催
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国立研究開発法人防災科学技術研究所
- (2)共同研究機関
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学校法人芝浦工業大学
国立研究開発法人情報通信研究機構
株式会社国際電気通信基礎技術研究所
株式会社エーアイ - (3)共催
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株式会社りゅうぎん総合研究所
- (4)後援
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南城市、内閣府政策統括官(防災担当)、NHK沖縄放送局、りゅうぎんグループ(※)
※「株式会社琉球銀行」と「株式会社りゅうぎん総合研究所」を除く子会社5社(株式会社琉球リース、りゅうぎん保証株式会社、株式会社りゅうぎんディーシー、株式会社OCS、株式会社リウコム) - (5)協力
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島尻消防組合消防本部、沖縄県警察本部、陸上自衛隊第15旅団、海上保安庁第十一管区海上保安本部、沖縄県立南部医療センター・こども医療センター、社会医療法人友愛会友愛医療センター、東北大学、(株)RTi-cast
6 訓練項目
- (1)救助訓練
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主に南城市役所駐車場において、木造家屋の倒壊を想定した救助訓練を実施します。訓練状況をプレーヤーにあらかじめ通知しないブラインド型の訓練を複数箇所で実施し、刻々と状況が変化する中で、研究開発中のシステムを活用し、実動機関の連携のもと、救助活動を実施します。
- (2)合同調整所訓練
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上記(1)の救助訓練の指揮を訓練します。研究開発中のシステムを活用し、複数の救助現場の調整について検証します。
- (3)通信途絶対策の技術実証実験
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通信途絶対策機器 X-ICE(クロスイクス)※の検証を行います。通信が完全に途絶した場合を想定し、ドローン搭載型X-ICSを用いて、久高島の被災状況や対応状況の共有について機能検証を行います。
※YouTube動画「【先行公開】【みちのくALERT2024】X-ICS(クロスイクス)説明動画」参照 - (4)SOBO-WEBへのデータ連携
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本訓練において共有される一連の情報を、国の基幹システムであるSOBO-WEB(新総合防災情報システム)に提供し、データ連携を確認します。これにより、実動機関が災害現場の最前線で把握した情報が、各省庁や自治体に共有されることを確認します。
7 取材について
訓練当日は午前9時より、報道受付を行います。また、午前9時30分から事前説明(安全管理事項、取材時の留意事項等)を行いますので、取材(現場撮影)を希望する方は、上記時間に必ずお越しください。
なお、訓練開始後は午後12時から午後2時に取材対応をさせていただく予定です。
- (1)取材上の留意事項
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- 見学および取材にあたっては、現場の職員の指示に必ず従ってください。
安全確保のため訓練会場内の取材場所は限定させていただきます。 - 訓練現場では、ヘルメットを着用してください。なお、安全には細心の注意を払いますが、主催者に明らかに瑕疵があった場合を除き、見学者、報道関係者のけが、機材破損などの責任は負いかねますのでご了承ください。
- 取材、撮影の際は、プレス腕章の着用をお願いします。
- 工程および訓練会場の都合により、実施内容や予定が変更される場合があります。
- 気象状況等により、訓練の一部または全部を変更または中止することがあります。
- 安全管理上、主催者の判断により訓練の全部または一部を中止する可能性があります。
- 施設内の機械、道具その他管理物には触れないでください。
- 訓練会場内の駐車スペースには限りがありますので、ご留意ください。
- 訓練会場を管理する南城市への問い合わせはご遠慮ください。
- 見学および取材にあたっては、現場の職員の指示に必ず従ってください。
