報道発表

線状降水帯の水蒸気観測網を展開
— 短時間雨量予測の精度向上への挑戦 —

2022年6月29日
国立研究開発法人防災科学技術研究所
国立研究開発法人情報通信研究機構
国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学
学校法人 福岡大学
日本アンテナ株式会社
気象庁気象研究所

内閣府科学技術・イノベーション推進事務局

発表のポイント
内容(詳細は別紙資料による)

(別紙資料)線状降水帯の水蒸気観測網の整備と予測技術開発

1.概要
2.水蒸気観測網の整備
図1 下甑島に設置した水蒸気ライダー(左)、野母崎に設置した水蒸気ライダー(中)、天草市に設置したマイクロ波放射計(右)。
図2 A3サイズに小型化した地デジ水蒸気観測機器(左)。鹿児島県薩摩川内市に設置された地デジ水蒸気量観測機器(右)。
図3 2022年度の水蒸気観測網(左)。航空機ドロップゾンデ観測の飛行経路(黒実線と青実線。青実線上で25発のドロップゾンデ観測を実施する)(右)。
3.地上デジタル放送波を用いた水蒸気量観測の原理
4.航空機による水蒸気量観測
図4 飛行機観測に使用するダイヤモンドエアサービスの航空機(左)。機体からドロップゾンデを投下する装置(中)。投下するドロップゾンデ(右)。
5.水蒸気観測を用いた線状降水帯の2時間先までの予測実験
図5 2時間先までの線状降水帯予測実験の結果。薄い黄色(降水強度で約10 mm/hrのやや強い雨に相当)と濃い黄色(降水強度で約50mm/hrの非常に強い雨に相当)は、予測された雨の三次元分布を立体的に示している(南側上空からの視点)。青い楕円を記載した場所で線状降水帯が発生した。水蒸気ライダー(白色丸)を初期値に反映させた場合(上段)と、反映させなかった場合(下段)の雨雲の様子の違いを示す。
6.今後の展開
参考文献:
(語句説明)
ドロップゾンデ観測:
データ同化:
マイクロ波放射計:
水蒸気ライダー:
ドップラーライダー:
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