報道発表

地震の規模が変わっても断層すべりの継続時間が変わらない
“非自己相似地震”を大型岩石摩擦実験により再現

2026年4月30日
国立研究開発法人防災科学技術研究所

1.概要

地震の規模が変わっても断層すべりの継続時間が変わらない “非自己相似地震”を大型岩石摩擦実験により再現

1.はじめに
2.研究成果
3.今後の展開
4.論文情報
*著者情報(和名)
図1 地震の自己相似則
図2 非自己相似地震の概要図
図3 4m長大型二軸岩石摩擦実験装置の写真
図4 実験装置の模式図と人造震源パッチから生じたアコースティック・エミッション(AE)波形
図5 震源パッチイベントにおける震源パラメーターと非自己相似スケーリング関係
図6 震源パッチイベント129(図5)を対象とした動的破壊の数値シミュレーション結果

語句説明

*1断層すべりの継続時間:
断層破壊の開始から終了までの時間を指し、震源過程の時間スケールを表す指標。
*2人造震源パッチ:
断層ガウジ(後述)を円形に配置して形成される、局所的に地震の震源として機能する領域。
*3地震モーメント:
媒質のせん断剛性、断層面積およびすべり量の積で定義される、地震の規模を定量化する指標。単位はN・m。モーメントマグニチュードは、この地震モーメントに基づいて算出される。
*4断層ガウジ:
断層面の摩耗によって生成される岩石の粉砕粒子。本研究で震源パッチを形成するために用いられた断層ガウジは、岩石試料と同一の岩種をあらかじめ粉砕して作成された。
*5すべり弱化則:
断層すべりと共に摩擦係数が低下することを表す摩擦則。
*6すべり速度・状態依存摩擦則:
摩擦係数が断層すべり速度や接触状態(状態変数)に依存して変化することを記述する摩擦則。

ページトップヘ戻る