令和4年度 社会的期待発見研究の公募について(事前案内)
令和4年度 災害レジリエンス向上のための社会的期待発見研究の公募について(事前案内)
国立研究開発法人防災科学技術研究所(以下「防災科研」という。)では、令和3年度より防災分野における社会的期待の発見のため、共同研究公募「災害レジリエンス向上のための社会的期待発見研究」を開始しました。令和4年度にも必要な改善を加え、公募を行う予定ですので、現時点で検討している公募の概要、前年度からの主な変更点、スケジュールについて、お知らせします。なお、実際の公募開始の際、今回のお知らせの内容から変更がある場合がありますので、ご了承下さい。
公募の概要
社会に貢献する科学技術の創出のためには、将来の社会の変化と自然環境の変化の双方を考慮し、長期的かつ俯瞰的な視点から研究開発の方向性を考える必要があります。こうした変化を見通した上で、科学的手法を用いて科学技術に対する社会的な期待を明確にする作業も、科学が行うべき役割の一つです。
「災害レジリエンス向上のための社会的期待発見研究」では、より災害に強い社会を実現していくために必要な防災科学技術の創出のための社会的期待を見いだすための共同研究を公募します。
- ポイント
-
- 防災科研及び所外の研究者による共同研究提案を公募
- 1件あたり最大250万円を措置、10件程度を採択
- 研究期間は1年間(実質9ヶ月を確保予定)
- 参考:前年度の公募について
主な変更点
- 社会科学系研究者を広い意味に捉え、科研費審査区分表(大区分A、C、J、K)に対応する形で明確に定義。
- 防災科研の研究者との具体的な共同研究体制が成立していることを応募の要件化。(採択後のマッチングの廃止)
- 審査の観点に「防災科研での研究開発への貢献が期待されるものであること」を追加。
- 研究の発展性が認められる場合は、審査を経て、次年度の継続応募を認める仕組みを新設(令和3年度採択課題から適用)。
スケジュール
令和4年3月 公募開始
令和4年3月26日(土) 公募説明会、令和3年度採択課題による中間発表会
令和4年5月末頃 公募終了
令和4年6月末頃 採択課題の発表
令和4年7月初旬 共同研究契約締結、研究開始
令和4年12月頃 採択課題による中間発表会
令和5年3月末 研究終了
令和5年4月末 成果報告書提出
関連情報
なお、本公募に関する共同研究先のマッチングの相談については、社会的期待発見研究推進事務局にて随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。また、防災科研所属の研究者がどのような研究を行っているかを知っていただく機会として、令和4年2月28日(月)に防災科研の令和3年度成果発表会を行いますので、ご参加・ご視聴いただけますと幸いです。関連して防災科研の研究者一人ひとりによる研究成果動画・ポスターをWeb上で公開しています。