災害時情報集約支援チーム(ISUT)の取り組み

- 大阪府北部地震をはじめとする災害対応を踏まえて-

災害時対応では、同時並行的に活動する各組織が状況認識を統一し、的確な活動を行うことが求められる。災害時の情報共有を促進するため、本年度、内閣府や防災科研などを構成員とした災害時情報集約支援チーム(ISUT)の取り組みが試行的に行われた。本年度の取り組みと、来年度の正式運用に向けた動きについて紹介する。 

ISUTの設立経緯

図1 SIP4Dを活用した災害情報共有支援の概要

ISUT の試行的取り組み

写真1 ISUT サイトによる情報共有の様子(大阪府庁)

ISUT の今後の展開

社会防災システム研究部門 特別研究員
内閣府政策統括官(防災担当)付
参事官(防災計画担当)付 行政実務研修員(出向)
佐藤 良太(さとう・りょうた)
2017 年筑波大学大学院 システム情報工学研究科 博士後期課程 リスク工学専攻満期退学。2015 年8 月防災科学技術研究所入所。災害情報の集約と利活用に関する研究の一環として、SIP4D に関連する研究開発に従事。2018 年10 月より内閣府政策統括官(防災担当)付参事官(防災計画担当)室に出向し、ISUT、災害情報ハブ、首都直下地震計画等に関する業務を担当。
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