発災後10分で被害を推定し配信

AI分析でさらに高精度化目指す

地震災害が発生した場合に、建物の被害情報等を全国250mメッシュでリアルタイムに高精度推定するシステムを開発。2016年4月の熊本地震では発災から10分程度で推定情報を算出した。今後、津波を対象としたリアルタイム被害推定システムや被害状況の実測データを取り込みながら、広域での推定情報を高精度化していくシステムの開発を目指す。 

把握遅れる大地震の全貌

熊本地震で効果実証

リアルタイム地震被害推定の流れ
熊本地震で出力した被害推定情報の結果

情報利活用とシステムの信頼性が社会実装の鍵

社会防災システム研究部門 主任研究員
(兼)レジリエント防災・減災研究推進センター 主任研究員
中村 洋光(なかむら・ひろみつ)
2001年東京大学大学院理学系研究科単位取得退学。博士(理学)。同年財団法人鉄道総合技術研究所入所。主に新幹線の早期地震検知警報システムの開発に従事。2006年独立行政法人防災科学技術研究所に入所。主に緊急地震速報の実用化研究やJ-RISQ 等のリアルタイム地震防災に係る研究開発に従事。
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